マグロやメカジキなど「メチル水銀」を比較的多く含む魚介類を妊婦が食べ過ぎると、生まれた子の運動機能や知能の発達に悪影響が出るリスクが増すことが、東北大チームの疫学調査で分かった。
「メチル水銀」は水俣病の原因物質だが、一般的な食用に問題のない低濃度の汚染でも胎児の発達に影響する可能性があることが明らかになるのは,日本人対象の調査では初めて。
海外での研究では、男児の方が影響を受けやすいことが知られている。
研究チームの仲井邦彦・東北大教授(発達環境医学)は「目安を守れば、影響は心配しなくてよいと考えられる。魚には貴重な栄養も含まれており、妊婦が魚を断つことは好ましくない。食物連鎖の上位にいるマグロなどを避けサンマなどを食べるなど、魚種を選ぶことが大切だ」と話す。
(本日の毎日新聞より)
えっ⁇今更ですか?って海外の方は思われますよね。
アメリカの映画でも、水銀摂取を控えてるから寿司デートはお断り~~なんて会話がありましたしね。(´-`).。oO
では、目安はどのくらいなのでしょうか。
【厚生労働省が定めた妊婦の摂取目安】
※週80グラム未満
クロマグロ、メバチマグロ、メカジキ、キンメダイ、ツチクジラなど
※週160グラム未満
キダイ、ユメカサゴ、ミナミマグロ、クロムツ、マカジキなど
(※刺し身なら1人前、切り身なら1切れが約80グラム)
◯メチル水銀
水銀は地殻や土壌に含まれ、火山噴火や石炭の燃焼、金の採掘などに伴って排出される。
これが水中や土壌中で微生物の働きなどによって化学変化し、メチル水銀が生成される。海水にも含まれ、食物連鎖によって徐々に濃縮し、上位に位置するクロマグロなどで濃度が高くなる。水俣病は、工場排水中の高濃度のメチル水銀が原因となった。
水銀と言うと、チメロサールが思い浮かびます。
(☝ ՞ਊ ՞)☝ そう、ワクチンの保存料です。
チメロサールはメチル水銀とは異なるそうですが、構造は同じらしいので紛らわしいですね。
つまり、まだチメロサール(エチル水銀チオサリチル酸ナトリウム)の毒性研究は研究途上のようなのです。
見切り発車と言われても仕方がないかもしれませんね。
メチロサールは、体内で代謝されて約50%が「エチル水銀」になります。エチル水銀の血中濃度半減期は1週間未満とされております。
一方のメチル水銀の血中濃度半減期は、44~80 日と推定されており、一度体内に取り込まれると長期間残存することになります。
健康も自分で選ぶ時代です。
本日もご来店頂きましてありがとうございました。
JIYUTEI 店主
JIYUTEI エントランスが華やかです
水銀 のこと
2016年11月28日