本日も塩の話の続きです。
国産の塩は、①~③の方法で濃い塩水を(さいかん)作ります。
①流下盤
平面の容器の底に緩やかな傾斜をつけて海水を循環させ、主に太陽光で水分蒸発をさせる
②ネット式
漁網状のネットを組み上げて、上部から下部へ海水を循環させ、風力で水分蒸発をさせる
③枝条架
竹笹を組み上げて、上部から下部へ海水を循環させ、風力で水分蒸発をさせる
このいずれかの「さいかん」をした濃い塩水を使い
⑴天日海塩 非加熱塩
ハウス内で天日結晶させてから、脱水して「にがり」を減らして調整する
⑵天然海塩 加熱塩
釜で結晶化させて、遠心し「にがり」を減らして調整する
⑶天然海塩噴霧乾燥法
海水を噴霧して、急速に空中で結晶化させる
一番意外だったのは、奥能登の日本古来製法です。
以前TVドラマで海水を砂地に撒いてましたよね~。
あれで完成かと思いきや、あれはさいかんの様子だったんです。
後は、釜でアクを取りながら濃縮して、最後に広げて乾燥します。
【塩】と言っても、製法が色々ですね。
明日に続きます。
JIYUTEIのグラノーラは、喜界島産の黒潮天然の塩を使っています。
本日も ご来店いただきまして ありがとうございました。
JIYUTEI 店主
塩を知って、自分で選ぼう② のこと
2016年7月22日