鉄分のこと 前編
鉄分と言って浮かぶのは、ヘモグロビンでしょうか。
それとも、ヘマトクリット。
フェリチンもお忘れなく。
『ヘモグロビン』とは、ヘムという色素とグロビンというタンパク質からできています。
赤血球中のヘモグロビンは、体の中を巡って酸素を各器官に届ける役割を持っています。
ヘモグロビンが不足すると、体に酸素が十分に行き渡らなくなるため、貧血状態になって動悸や息切れを起こしやすくなります。
『ヘマトクリット』とは、血液中に占める血球の体積の割合を調べる検査で、ヘマトクリット値は、その数値です。
血液が、薄いとか濃いと言われるのがコレです。
『フェリチン』とは、肝臓にどれだけ鉄分が蓄えられているのか(貯蔵鉄)を表した値です。
要するに、ヘモグロビンやヘマトクリットが減った時の貯金です。
それぞれが減った時に、フェリチンが貯めておいた鉄分を補っているのです。
ですから、血液検査でヘモグロビンやヘマトクリット値が正常でも、フェリチン値が低かったりした場合は、貧血の傾向にあると判断して良いでしょう。
貧血による意外な病気については、明日お届けします。
JIYUTEIからは、造血作用のセサミと鉄分補給のブロードビーンをお薦めします。
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JIYUTEI 店主
貧血による 意外な病気 前編
2016年4月28日