衣替えのこと
明日から四月 季節は春真っ盛り
厚いコートやダウンジャケットも袖を通しにくい季節ですね~~
軽い衣替えのをされる方もチラホラいらっしゃるでしょう。
衣類を守るのは何ですか?
最近の主流は、ナフタリン、パラジクロルベンゼン、ピレスロイド系等の安価な化学製品
3月29日の日経新聞に『樟脳師』の方のお話がありました。
樟脳といえば、参観会での教室内の匂い(私くらいの世代の記憶)♪(v^_^)v
樟脳は、クスノキの幹・根・葉等を水蒸気蒸留しその液を冷却すると折出する物質のことです。
利用方法として薫香・防虫剤・防臭剤などとして、最近ではアロマ感覚で女性に人気を有していますね。
クスノキ20トンから約25kgの量しか取れない、大変貴重な物なのです。
医薬品としては、局所麻酔・刺激・かゆみ止めとして外用薬(シップや軟膏)に使われます。従って、適量で使いたいものです。
また、皆様は『フィトンチッド』ってご存知ですか?
1930年頃、旧ソ連のB.P.トーキン博士は、植物の不思議な力を発見し、
フィトン(植物が)チッド(殺す)と名づけました。
人に有益な効能として、リフレッシュ、消臭、脱臭、抗菌、防虫があります。
つまり、森の香りのことです。
ヒノキの木屑や木片を箪笥の隅に入れている方、賢い選択ですね。o(^_-)O
銀杏の葉を乾燥させた物を防虫剤として使われている方、天才です☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
一方、防湿、防カビに向いているのは、桐ダンス。
火災時にも燃えにくいらしく、先人の知恵には頭が下がります。
※ 『暮らしの安全白書』(学陽書房)より
使用を避けたいナフタリンとパラジクロルベンゼン
衣類の害虫は、人間に直接害になったり不快感を与えるわけではない。しかし、虫食いを作り衣類をダメにするので、対策が必要である。
害虫の種類はイガ、コイガ、カツオブシムシ類などである。衣類用殺虫剤は固型パック入り、錠剤型シートなどのタイプで売られている。これらの有効成分は大きく4つに分類される。
それぞれの成分ごとの特徴をみてみよう。
※ 表1
主成分
商品(メーカー)
◉ナフタリン
ネオパース(エステー化学)
わらべ(白元)
モスビーズ(小林)
◉パラジクロルベンゼン
ネオパラ(エステー化学)
ネオパラエース(エステー化学)
ネオパラコーナー(エステー化学)
パラゾール(白元)
モスノー(小林製薬)
◉ピレスロイド系
ニューネオパラ(エステー化学) (主にエンペントリン)
ムシューダ(エステー化学)
ミセスロイド(白元)
ミセスロイド防虫洋服カバー(白元)
モスプリート(小林)
サザン(フマキラー)
ゴン(大日本殺虫剤)
コープ防虫シート(日本生協連)
◉ナフタリン・・・直接手でさわると皮膚が赤く腫れたり、炎症を起こすこともある。
製造する過程で不純物として混入してくるベンツピレンは発ガン物質であるとされているから、使用は避けたい。
◉パラジクロルベンゼン・・・頭痛、めまい、全身のだるさ、眼・鼻・のど・の刺激、腎炎などがある有機塩素系殺虫剤。また、白内障を起こすおそれもある。そのうえEPAが発ガン性ありと告示している。潜在的な危険性がもっとも高い防虫剤である。
◉パラジクロルベンゼン系防虫剤・・・衣類の金糸、銀糸、ラメなどが、光沢を失ったり黒く変質することがある。これは塩素の化学作用が強いため、また、錠剤タイプのものは、誤って幼児が飲み込んでしまったという事故も多い。スイスのある湖では、家庭からの排水に溶けこんだパラジクロルベンゼンが魚に蓄積されているという話もある。
自分の身体はで守る時代です。
元気は体内から、腸から活性を‼
JIYUTEIは、皆様の健康のお手伝いをさせていただきます。
本日もご来店いただきましてありがとうございました。
JIYUTEI 店主
天然防虫剤のススメ
2016年3月31日