現在国内の乳牛には、アメリカのように 生産量を伸ばすための成長ホルモン剤投与はされていません。
しかし、輸入の規制はありません。
因みに、カナダ、EUでは、アメリカ産の肉や乳製品の輸入は禁止されています。
2016年2月27日の新聞に『バター不足ようやく解消』とあり
NZやオランダ産の入札をすませた。とありましたが、当然アメリカ産は以前より
お得意様の日本。
では、国内の生乳は安全なのか‼
《乳牛の一生》
①生後12~14月の雌牛を人工授精で妊娠させる。
②平均280日の妊娠期間を経て出産すると、母牛はミルクを分泌するようになる。
③生まれた子牛は直ちに母牛から引き離される。分娩後5日間に分泌される初乳は子牛に与えられる。(ただし、子牛が直接、母牛の乳首から飲むのではなく、酪農家が搾って哺乳容器で子牛に与える。)これは、人間が飲む牛乳としては向かない成分である為だ。
④出産6日後からは人間用に300日搾乳する(通常朝夕2回)。
⑤出産2~3月経つと搾乳中にもかかわらず再び人工授精で妊娠させる。
⑥次回出産前60日は搾乳しない。
⑦出産と搾乳を4~6回繰り返した後、食用にされる。
生まれて死ぬまで 過酷な一生と言えます。が、ここで❓⁉⁉
搾乳期間に妊娠って(-_-;) どうなのよ~
国内の乳牛にホルモン剤投与がなくとも、妊娠していたら・・・・・
妊娠している牛から搾られた牛乳が飲用で、女性ホルモン作用を示すことが確認されています。
ロイターヘルス(Reuters Health)に研究結果が発表されたものによると、
『牛乳を与えると、卵巣摘出によって萎縮した成熟ラットの子宮が大きくなり、未成熟ラットの子宮がより速やかに成長した。牛乳の影響は成熟ラットより未成熟ラットに強く現れた。すなわち、牛乳ホルモンの影響はおとなよりも、性的に未熟な子どもに強く現れるのである。
なお最近、妊娠しているウシから搾られた市販牛乳の子宮肥大作用(女性ホルモン作用)はモンゴルの、妊娠していないウシから搾られた牛乳の作用より有意に大きいことが報告されている。』との内容。
日本では、この内容はスルーされたようですね。Σ(゚д゚lll)
続きは また明日。
ホワイトデーに、オシャレでヘルシーなグラノーラはいかがでしょうか。
本日も ご来店いただきまして ありがとうございました。
JIYUTEI 店主
牛乳のこと 1
2016年2月28日